ファクタリング でんさい

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ファクタリングもでんさいも、売掛金を支払い期日より前に現金化できるサービスです。素早く資金調達できる点も共通しています。このサービスの違いは一体何なのでしょうか。今回は、ファクタリングとでんさいの違いについて説明します。

それぞれのメリット・デメリットはもちろん、特徴や仕組みなどもまとめたので、参考にしてください。

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ファクタリングとは

ファクタリングとは、売掛債権を専門の会社に買取してもらい、現金を確保する資金調達の一種です。売掛金を早期現金化できるとして、現在多くの事業者から注目されています。ここでは、ファクタリングの特徴や利用目的、仕組みなどについて説明します。

ファクタリングの利用方法も紹介しますね。

ファクタリングの特徴

ファクタリングの契約方法は、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2つがあります。特徴は以下の通りです。

2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
メリット ・素早く資金調達できる
・売掛先に知られずに資金調達できる
・審査の難易度が下がる
・低い手数料が設定されやすい
デメリット ・手数料が高くなりやすい
・審査が少し厳しくなる
・サービスの利用を売掛先に知られる
・入金日数が長くなりやすい

さらに、ファクタリングは6種類に分けられます。目的に応じて使い分けるようにしましょう。特徴は、以下の表にまとめました。

種類 特徴
買取ファクタリング 売掛金の早期現金化が可能
保証ファクタリング 売掛金を保証するサービス
一括ファクタリング 主体は支払い者の従来の手形取引に変わるサービス
診療報酬ファクタリング
介護報酬ファクタリング
診療報酬の早期現金化が可能
国際ファクタリング 貿易取引の支払い保証が可能
注文書ファクタリング 受注の段階で資金調達が可能

ファクタリングの利用目的と仕組み

ファクタリングを大きく分類すると、買取型と保証型の2種類に分けられます。次の段落から、それぞれの利用目的と仕組みについて説明しますね。

買取型の場合

買取型は、売掛金を期日よりも早く受け取ることを目的に利用されます。ファクタリング会社に売掛債権を売却し、買取金額を受け取るという仕組みです。主に、融資以外の資金調達方法として利用されます。

保証型の場合

保証型は、売掛金の貸し倒れリスク軽減を目的に利用されます。

債権の回収が不可能になった場合、ファクタリング会社から保証金が支払われる仕組みです。保証型ファクタリングを利用していれば、債権の回収不能による連鎖倒産や黒字倒産などを防げます。

なお、保証型は与信審査や与信管理などを外部に委託する目的で利用されるケースもあります。

ファクタリングの利用方法

  1. ファクタリングに申し込む
  2. 必要な書類を準備して提出する
  3. 契約を結ぶ
  4. 買取金額を受け取る

まず、ファクタリング会社に申し込みをしましょう。Webや電話などで申し込めます。

申し込みをしたら書類を用意するのですが、必要な書類は利用するファクタリング会社によって異なります。詳細は、ファクタリング会社の公式サイトを見て確認してください。

一般的に必要とされている書類は以下の通りです。

  • 登記簿謄本(法人のみ)
  • 決算内容が分かる書類
  • 売掛金の証明ができる書類
  • 入金の確認ができる書類
  • 身分証明書
  • 印鑑証明書

書類を提出したら、ファクタリング会社側で審査が行われます。大体即日で完了するので、審査の結果を待ちましょう。

無事、審査に通ったら、スタッフから契約書が渡されます。しっかり読み、誤りがないか確認しましょう。

問題なければ、契約を締結します。後は、買取金額が入金されるのを待つだけです。

でんさい(電子記録債権)とは

でんさいとは、売掛債権や手形を電子化し、オンライン上で取引できるようにした債権のことです。正式名称は、電子記録債権と言います。基本的にでんさいは、「株式会社全銀電子債権ネットワーク(通称、でんさいネット)」で発行されます。

次の段落からは、でんさいの特徴や利用目的、仕組みなどについて説明しますね。

でんさいの特徴

従来の売掛債権には、以下のような課題がありました。

  • 代金の支払いを拒否されるリスクがある
  • 二重譲渡のリスクがある
  • 譲渡するにあたって、債務者への通知が必要な場合もある

でんさいは、上記の課題をクリアしています。さらに、以下のような特徴があります。

  • でんさいネットの記録原簿で管理できる
  • 電子データでやり取りができる
  • 分割が可能
  • 相手への通知は不要

注意点は、売掛債権や手形を単純に電子化したものではないことです。

でんさいの利用目的

でんさいは、振込や手形に代わる決算手段として誕生しました。資金調達の円滑化を図ることが目的です。オンライン上で取引が可能なので、郵送の手間やコスト削減などが実現します。

従来の資金調達方法では、債権チェックの手間や二重譲渡のリスクなどがありました。しかし、でんさいを利用すればこれらのデメリットを解消できます。また、分割譲渡や割引なども可能なので、便利ですよ。

でんさいの支払い方法とその仕組み

でんさいには、支払い方法が3つあります。次の段落から、それぞれの詳細について説明しますね。

でんさいで支払う

商品やサービスの代金をでんさいで支払うのは、最もベーシックな方法です。この支払い方法の流れ・仕組みは、以下にまとめました。

  1. 取引銀行を通じて、支払い企業がでんさいネットに発生記録を登録する
  2. 記録が成立したら、納入企業の取引銀行に発生記録の通知がされる
  3. 取引銀行は納入企業に発生記録の通知を行う
  4. 納入企業と支払い企業の取引銀行間で期日通りに入金が行われる

支払い企業は発生記録の登録をするだけで、納入企業への入金が完了します。納入企業は手続きなしで代金を受け取れるため、非常に楽ですね。

他社からのでんさいで支払う

でんさいは、支払いを受けたでんさいのすべて、または一部を他社の支払いに充てることができます。流れと仕組みは以下にまとめました。

  1. 支払い企業は、取引銀行を通じて譲渡記録をでんさいネットに登録する
  2. 記録が成立したら、納入企業の取引銀行に譲渡記録の通知がされる
  3. 取引銀行は納入企業に譲渡記録を通知する
  4. 納入企業とA社の取引銀行間で期日通りに入金が行われる

大まかな流れは初めの支払い方法と同じですが、今回のパターンを採用する場合は支払い企業が申請する手続きが譲渡記録に変更されます。また、A社からお金を受け取る権利を支払い企業が納入企業に譲渡しているため、支払いは原則A社から納入企業に行われます。

でんさいの一部を支払いに充てる

すでに所有しているでんさいを活用して、一部を新たな支払いに充てることもできます。流れ・仕組みは、以下にまとめました。

  1. 取引銀行を通じて、譲渡記録と分割記録を支払い企業がでんさいネットに登録する
  2. 記録が成立したら、納入企業の取引銀行に譲渡記録の通知がされる
  3. 取引銀行は納入企業に譲渡記録の通知を行う
  4. 納入企業とA社の取引銀行間で期日通りに入金が行われる

今回の支払い方法を使えば、必要な分のみ分割して譲渡できます。そのため、ニーズに合わせて柔軟な利用ができますよ。

でんさいの利用方法

  1. でんさいネットの申し込みをする
  2. 発生記録を行う
  3. 電子債権を譲渡する
  4. 納入企業の銀行口座に入金される

まずは、でんさいネットを利用するために金融機関の窓口から申し込みをしましょう。申し込みが完了すると、審査が行われます。無事、審査に通過したらでんさいネットの記録原簿に発生記録を行います。

債権の内容に間違いがある場合は、通知が届いた日から5営業日以内に取り消し請求を行ってください。譲渡記録が成立したら、他者からのでんさいで他の取引の支払いができるようになります。

なお、分割での譲渡もできますが、手数料がかかるため注意しましょう。そして、支払い期日になると納入企業の銀行口座に入金がされます。

ファクタリングとでんさい(電子記録債権)の違いとは

ファクタリングとでんさいの違いは、償還請求権の有無や手数料の高さなどです。契約手続きの必要性や自由度の高さなども異なります。ここでは、そのようなファクタリングとでんさいの違いについて説明しますね。

違い ファクタリング でんさい
償還請求権の有無 なし あり
手数料の高さ ・2社間ファクタリング:10〜30%
・3社間ファクタリング:1〜9%
・発生記録1件あたり561円
・でんさい割引:1.5〜5.5%
契約手続きの必要性 利用の度に必要 初回のみ
自由度の高さ 高い 低い
取り扱っている機関 民間企業 金融機関
審査の基準 売掛先の信用力 利用者の信用力
通知の必要性 ・2社間ファクタリング:不要
・3社間ファクタリング:必要
必要

償還請求権の有無

  • ファクタリング:なし
  • でんさい:あり

償還請求権とは、支払った費用の返金を請求できる権利のことです。ファクタリングの場合は、基本的にこの償還請求権がありません。万が一売掛先が倒産しても、売掛金の弁済を求められることはありませんよ。

そのため、ファクタリングを利用すれば貸し倒れのリスクを回避できます。しかし、でんさいには原則として償還請求権があります。先に受け取った代金を戻さなければいけない場合もあるので、注意しましょう。

手数料の高さ

  • ファクタリング:2社間ファクタリングで10〜30%、3社間ファクタリングで1〜9%
  • でんさい:発生記録1件あたり561円、でんさい割引は1.5〜5.5%

ファクタリングでは、売掛債権を売却する際に手数料がかかります。この手数料の相場は2社間ファクタリングで10〜30%、3社間ファクタリングで1〜9%です。一方で、でんさいは発生記録1件あたり561円の手数料がかかります。

しかし、実際にいくらの手数料がかかるかは利用する銀行によって異なるため、注意してください。代金を受け取る側は手数料がかかりません。なお、でんさい割引を利用する場合は、1.5〜5.5%の手数料がかかります。

契約手続きの必要性

  • ファクタリング:利用の度に契約手続きを交わす必要がある
  • でんさい:初回のでんさいネット登録のみ

ファクタリングを活用するためには、利用の度に契約手続きを交わす必要があります。一方で、でんさいは初めのでんさいネット登録のみで済みます。売掛先がでんさいを利用している限り、2回目から契約手続きを交わす必要はありません。

そのため、でんさいの方が手間は少ないと言えます。

自由度の高さ

  • ファクタリング:自由度が高い
  • でんさい:自由度が低い

ファクタリングは、売掛金を扱うサービスです。売掛先の支払い形態に制限はないので、利用しやすいと言えます。しかし、でんさいの場合は、でんさいネット上で支払いのやり取りをしなければいけません。

でんさいを利用するためには、相手がでんさいネットを利用しているのも必須条件です。そのため、ファクタリングに比べると少し自由度は低いと言えます。

取り扱っている機関

  • ファクタリング:民間企業がサービスを提供
  • でんさい:金融機関がサービスを提供

ファクタリングは、主に民間企業が提供しているサービスです。悪徳業者も存在するため、業者選びはしっかり行うようにしましょう。一方ででんさいは、全国銀行協会が出資して設立した「株式会社全銀電子債権ネットワーク」が提供しています。

そのため、でんさいを取り扱っているのは、銀行や信用金庫などの金融機関のみです。でんさいネットで参加金融機関一覧が公開されているので、比較的安心できますね。なお、すでに金融機関の口座をもっていれば、新たに開設する必要はありません。

審査の基準

  • ファクタリング:売掛先の信用力をチェック
  • でんさい:利用者の信用力をチェック

ファクタリングの審査では、売掛先の信用力をチェックされます。ファクタリングは、買取した売掛金を売掛先から回収する仕組みだからです。そのため、自社の経営状態があまりよくなくても売掛先の信用力が高ければ、審査には通る可能性が高いでしょう。

一方で、でんさいの審査では、利用者の信用力をチェックされます。赤字経営が続いていたり社会保険料を滞納していたりすると、審査落ちする可能性が高いので注意してください。

通知の必要性

  • ファクタリング:2社間ファクタリングなら不要、3社間ファクタリングなら必要
  • でんさい:必要

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。このうち、売掛先への通知が必要ないのは2社間ファクタリングの方です。そのため、2社間ファクタリングで契約を結べば、売掛先に知られずに資金調達できます。

一方で、でんさいを利用する場合は通知が必要です。利用の履歴が電子記録にも残るため、内緒でサービスを活用することは基本できません。

ファクタリングのメリット

ファクタリングのメリットは、売掛金の早期現金化が可能なことです。負債が増えない、審査の難易度が高くない、などもメリットでしょう。ここでは、そのようなファクタリングのメリットについて説明します。

売掛金の早期現金化が可能

ファクタリングの主流は買取型です。この買取型を利用すれば、最短即日で売掛金を現金化できます。

利用するファクタリング会社によっては、申し込みから数十分で現金を確保できるでしょう。期日よりも早く資金を調達できるため、安定した会社経営を続けられますよ。

▼こちらの記事では、即日対応可能なファクタリング会社をまとめているので、あわせてご覧ください。

償還請求権なしで契約を結べる

国内で提供されているファクタリングには、基本償還請求権がありません。

そのため、ファクタリングを利用すれば、売掛先の貸し倒れリスクを回避できます。契約金額が大きいほど、この効果は実感しやすいでしょう。

素早い資金調達を目的に利用するのはもちろん、「倒産リスクを回避したい」という目的でもファクタリングはおすすめできますよ。

負債が増えない

ファクタリングは、売掛債権を売却して買取金額を受け取る資金調達方法です。融資やビジネスローンなどのような借り入れによる資金調達ではありません。

そのため、ファクタリングを使って資金調達しても負債が増えることはありません。

「与信枠を使いたくない」「これ以上負債を増やしたくない」ファクタリングは、このような人におすすめです。

売掛債権があれば申し込める

ファクタリングの利用条件は、確定債権として売掛金が発生していることです。そのため、売掛金の存在を証明できる書類があれば、基本誰でも利用できます。法人に加えて、個人事業主やフリーランスも利用できますよ。

利用のハードルが低いのは、ファクタリングならではの強みでしょう。

審査の難易度が高くない

ファクタリングの審査で重要視されるのは、売掛先の社会的信用力です。自社の社会的信用力はあまり重要視されない傾向があります。そのため、赤字続きの企業でも税金・社会保険料を滞納している企業でも、売掛先に問題がなければ審査には通る可能性があります。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングのデメリットは、手数料がかかることです。契約手続きの手間がかかる、業者の見極めが必要などのデメリットもあります。ここでは、各デメリットの詳細について説明しますね。

手数料がかかる

ファクタリングでは、金利がかかりません。その代わり、手数料が発生します。手数料の相場は、以下の通りです。

  • 2社間ファクタリング:10〜30%
  • 3社間ファクタリング:1〜9%

入金されるお金は、売掛金から手数料を引いた金額です。売掛金すべてが入金されるわけではないので、注意しましょう。

▼こちらの記事では、ファクタリングの手数料について詳しく解説しているので参考にしてください。

契約手続きの手間がかかる

ファクタリングは、単発で利用するサービスです。利用する度に手続きをしなければいけません。もちろん、審査も利用の度に行われます。ただ、最近は審査・手続きが数十分〜数時間で完了するサービスも増えています。

そのため、極端に手続きが手間に感じることはないでしょう。

悪徳業者の見極めが必要

中には、ファクタリングと称して債権担保貸付を行っている悪徳業者も存在します。優良業者と悪徳業者の見分け方は、契約書に債権譲渡契約であると記載されているかです。また、買取金額が売掛金よりも明らかに低額である場合も注意してください。

余計な手数料・費用を取られている可能性があります。しっかり見積りを出してもらい、余計な手数料・費用がかかっていないか確認しましょう。なお、悪徳業者は相見積りをすると比較的簡単に見分けられます。

でんさい(電子記録債権)のメリット

でんさいのメリットは、支払い企業側と納入企業側で異なります。ここでは、それぞれの立場から見たメリットを紹介します。

支払い企業側のメリット

支払い企業側のメリットは、事務作業の手間を省けることです。コストカットが可能、支払い手段を一本化できるなどのメリットもありますよ。ここでは、各メリットの詳細について説明します。

事務作業の手間を省ける

従来の方法で手形取引をする場合、手形を作成しなければいけません。これには、宛名や契約金額の記載、収入印紙の貼付や郵送作業など、さまざまな手間がかかります。売掛金の振り込み準備や手続きなども必要なので、非常に面倒ですよね。

しかし、でんさいを使えば、でんさいネットに発生記録を入力するだけで代金の支払いが完了します。慣れればパパッと作業できるので、かなりの手間削減になるでしょう。

コストカットができる

手形取引をするためには、収入印紙を貼付しなければいけません。収入印紙は、200〜600,000円です。大きな取引だと、取引の度に多額の手数料がかさみます。これを0円にできるのがでんさいの強みです。

契約金額に関わらず非課税なので、かなりのコストカットが実現しますよ。

参考:国税庁

支払い手段を一本にまとめられる

売掛先が多いと、各企業のニーズに応じて支払い手段も多様化してしまいます。支払い手段が多様化すれば、それだけミスする可能性が高まります。このデメリットを解消できるのが、手形や振込など、多様な支払い手段を一本化できるでんさいです。

支払い手段が煩雑化する事態を避けられるので、非常に便利ですよ。

納入企業側のメリット

納入企業側のメリットは、盗難・紛失リスクをなくせることです。分割や譲渡ができる、取り立て手続きが不要などもメリットでしょう。ここでは、各メリットの詳細について説明します。

盗難・紛失リスクをなくせる

でんさいは、オンライン上の決済システムです。手形を自社で管理する必要がありません。そのため、手形の紛失や盗難などを防ぐことができます。手形を管理する事務の労力も削減できるので、一石二鳥でしょう。

分割や譲渡ができる

でんさいで支払いを受けた場合は、その中から必要な分だけを他社の支払いに充てられます。分割・譲渡ができるおかげで、新しく手形を振り出したり現金移動をしたりする手間が省けますよ。

代金のやり取りにかかっていた負担が軽くなるので、ストレスなく取引ができるでしょう。

取り立て手続きが不要

従来の手形取引で代金を受け取るためには、金融機関で取立手続きをしなければいけませんでした。しかし、でんさいは期日に自動で入金がされます。そのため、でんさいを使えば、手間がかかる取立手続きをする必要がなくなります。

でんさい(電子記録債権)のデメリット

でんさいのデメリットは、審査を受ける必要があることです。売掛先もでんさいを使う必要があったり未回収リスクを負う必要があったりするのも、でんさいのデメリットでしょう。ここでは、各デメリットの詳細について説明します。

審査を受ける必要がある

でんさいを使うためには、まず金融機関の窓口で申し込みをする必要があります。申し込みを済ませたら、次は審査を受けなければいけません。この審査に通って、初めてでんさいが使えるようになります。

ファクタリングのようにサクッと利用できるサービスではないので、注意してください。

売掛先もでんさいを使う必要がある

オンライン上でやり取りを行うという性質上、でんさいを使うためには売掛先もでんさいを利用している必要があります。企業規模が小さい会社はでんさいを使っていないケースがあるので、事前に確認しておきましょう。

未回収リスクを負う必要がある

ファクタリングを利用すれば、売掛金の回収が不可能になっても、未回収リスクはファクタリング会社が負います。しかし、でんさいの場合は、未回収分を自社が負担しなければいけません。決済が完了するまで安心できない取引方法なので、その点は理解しておきましょう。

ファクタリングとでんさいは違うサービス

今回は、ファクタリングとでんさいの違いについて説明しました。ファクタリングとでんさいは、どちらも売掛金を早期現金化できるサービスです。素早く資金調達できるため、緊急事態でも助かるでしょう。しかし、以下のような違いがあります。

  • 償還請求権の有無
  • 手数料の高さ
  • 契約手続きの必要性
  • 自由度の高さ
  • 取り扱っている機関
  • 審査の基準
  • 通知の必要性

それぞれのメリット・デメリットを把握して、最適な方を選択してくださいね。最後に、ファクタリングとでんさい、それぞれのおすすめな人の特徴を紹介してこの記事を締めます。

  • ファクタリングがおすすめな人:自社の信用力に自信がない人
  • でんさいがおすすめな人:手数料を抑えて資金調達をしたい人

▼こちらの記事では、おすすめのファクタリング会社を比較しているので参考にしてください。